小児歯科は予防が大切って本当?歯科医院で行う予防処置も紹介します
2024.03.17
乳歯は生え変わるからむし歯になっても大丈夫、と思っていませんか?
永久歯と同じく乳歯もむし歯の予防がとても重要なんです。
乳歯がむし歯になってしまうことで、永久歯や歯並びに影響が出る場合もあります。
今回は小児歯科で予防が大切といわれる理由や
実際に歯科医院で行っている予防処置についてもお伝えします。
小児歯科は予防が一番大切
小児歯科では予防がとても大切です。
多くの方は「歯科医院はむし歯になったら行くところ」と思われているかもしれませんが、多くの歯科医院では、小児歯科では予防をとても重要視しています。」
むし歯治療ももちろん行ってるのですが、定期検診をおすすめして、歯ブラシ指導、フッ素塗布などの予防処置を行なっている医院がほとんどです。
歯科医院によっては
「マイナス1歳からの予防」として妊娠中の母親の歯科検診をすすめたり
「0歳からの歯科検診」を行い予防を啓蒙している医院もあります。
なぜか?
それは乳歯は生えたばかりの永久歯はむし歯のリスクがとても高いからです。
乳歯はむし歯のリスクが高い
乳歯や生えたばかりの永久歯は、歯の表面がやわらかいためむし歯になりやすいという特徴があります。
歯の表面はエナメル質というものに覆われています。
乳歯は永久歯に比べてエナメル質が薄く、密度が低いため
また生えたばかりの永久歯(幼若永久歯)はエナメル質は未成熟なため
むし歯のリスクが高いです。
そのため大人と同じような口腔ケア、食生活をしているとむし歯になってしまいます。
一度むし歯になってしまうと、お口の中のむし歯菌の数が増えてしまい
他の歯もむし歯になりやすくなってしまいます。
乳歯だけがむし歯になっても大丈夫と思っていると
その後に生えてくる永久歯がむし歯になる可能性が高くなります
またむし歯によりあとから生えてくる永久歯に影響が出たり
歯並びに影響が出る場合もあるため
いかにむし歯にしないか
つまり予防を重視しているということです。
歯科医院で行う予防処置
⚪︎歯ブラシ指導
むし歯の予防はご家庭での歯磨きが重要です。
お子さんのお口の大きさや歯並びによって正しい歯ブラシの大きさは異なります。
正しい歯ブラシの選び方、実際の動かし方をお伝えします。
磨き残しを染めだしして確認してもらったり
歯ブラシに加えてフロスなどの補助用具の使い方も説明します。
⚪︎フッ素塗布
予防処置としてフッ素塗布も行います。
歯の表面を強くするお薬であるフッ素は定期的に塗ることで最大限に効果を発揮します
市販の歯ブラシにもフッ素が含まれている物はありますが、歯科医院で扱うフッ素は高濃度のため効果が高いのが特徴です。
⚪︎シーラント
汚れが残りやすい奥歯の溝の部分にはシーラントをつめて汚れがつきにくくすることでむし歯を予防します。
シーラントは歯を削る必要がなく、薬剤で表面を処理した後にシーラント剤(フッ素入りの樹脂)を流し固めるだけで作業が終わります。
そのため、むし歯治療を経験した事がないお子さんでも安心して行えます。
⚪︎保護者の方への食生活指導
むし歯予防で一番大切なのは食生活です
お食事をするたびに歯はお口の中で溶け出します。
唾液により再石灰化(歯が硬く戻る)が起こりますが
・頻繁に食事をしたり
・不規則な食生活を送ったり
・おやつをちょこちょこ食べしたり
・ジュースを頻繁に飲んだり
などの食生活に問題があると
どれだけ歯磨きを頑張ってもむし歯のリスクが高まってしまいます。
正しい知識を得て、しっかりむし歯予防をしましょう。
まとめ
小児歯科では予防がとても大切です。
歯科医院を選ぶ際は予防に力を入れている歯科医院を選びましょう。
当院ではお子さんが楽しく歯科医院に通えるよう
「痛くなってから通う」のでなく「痛くならないために通う」ことをお伝えしています。
また当院は
待合室の大きなキッズスペース
赤ちゃんも診察できるベビー診察スペース
保育士による託児サービス
全室バリアフリー(ベビーカーOK)の個室
キッズスペース付きの診察室(ファミリールーム)
診療後にはご褒美のガチャガチャ、女の子には指輪やアクセサリーのプレゼント
をご準備していますので
お子さんが楽しく、パパママが安心して通っていただけます。
歯でお困りの際は是非ご相談ください。