歯科医療コラム

子どものいびき・おねしょ・寝相の悪さ…実は「お口の呼吸」が原因かも?歯科が解説する睡眠と顎の発育

歯科ブログ

2026.06.11

こんにちは、箕面市牧落のヨコヤマ歯科の岡本です🍀

「うちの子、寝相がものすごく悪くてベッドから落ちそう…」

「夜、ときどき大人のようないびきをかいている気がする」

「もう小学生なのに、なかなかおねしょ(夜尿症)が治らない」

子育ての中で、このようなお悩みはありませんか?

「成長期だからよくあること」「そのうち自然に治るだろう」と思われがちですが、実はこれらのお悩み、すべて「お口の呼吸(口呼吸)」が原因になっている可能性があります。

今回は、大阪府箕面市のヨコヤマ歯科が、子どもの睡眠の質と、歯並びや顎(あご)の発育の深い関係について、小児歯科・小児矯正の視点から分かりやすく解説します。

 

■ なぜ?子どもの寝相の悪さやいびきは「睡眠が浅い」SOSサイン

子供は本来、鼻で呼吸(鼻呼吸)をして深くぐっすり眠るものです。しかし、何らかの理由で口呼吸になっていると、睡眠の質が著しく低下してしまいます。

子どものいびき・寝相が悪い原因

口呼吸をすると、筋肉の緩みによって舌が喉の奥に落ち込みやすくなり、気道(空気の通り道)が狭くなります。この狭い隙間を空気が通る時に出る振動音がいびきです。また、酸素が足りずに苦しくて、無意識に空気を吸おうと何度も寝返りを打つため、異常に寝相が悪くなります。

なかなか治らないおねしょ(夜尿症)との関係

睡眠が浅くなると、夜間の尿量を抑えるために不可欠な「抗利尿ホルモン」の分泌がスムーズにいかなくなります。さらに、苦しい呼吸によってお腹に圧(腹圧)がかかるため、おねしょを誘発しやすくなると言われています。

【おうちでできる!子どもの口呼吸チェックリスト】

・テレビを見ている時、いつも口がポカンと開いている

・寝ている時に口が開いており、いびきや「スースー」と大きな呼吸音がする

・朝起きた時に、唇が乾燥している・口臭が気になる

・日中、ぼーっとしていたり、集中力が続きにくかったりする

・歯並びがガタガタしている、または出っ歯気味である

■ 口呼吸になる根本原因は「顎(あご)の発育不足」にあり

では、なぜ子どもたちは鼻呼吸ができず、口呼吸になってしまうのでしょうか?その大きな原因の一つが、「顎(あご)の発育不足」です。

現代の子どもたちは、食生活の変化(柔らかい食べ物が増えたこと)や、お口の周りの筋肉の発達不足により、顎が十分に大きく育たない傾向にあります。顎が小さいと、お口の中では以下のような悪循環が生まれます。

上顎が狭くなる

上顎の骨は鼻の空気の通り道(鼻腔)の床でもあるため、鼻腔も狭くなり、構造的に鼻呼吸がしづらくなります。

歯が並ぶスペースがなくなる

歯が押し合い、ガタガタの歯並び(叢生)や出っ歯になります。

舌の正しい居場所がなくなる

狭いお口の中で舌が下がってしまい(低位舌)、常に口が開いた「ポカン口」になり、口呼吸が完全に定着します。

つまり、「歯並びが悪いから口呼吸になる」「口呼吸だから顎が育たず、さらに歯並びが悪くなる」という、お互いが悪影響を及ぼし合う関係にあるのです。

■ 小児歯科だからできる、睡眠の質と歯並びへのアプローチ

「子どものいびきや歯並びを治すには、ワイヤーなどの器具で無理やり歯を並べるしかないの?」と思われるかもしれません。

しかし、ヨコヤマ歯科では、単に「並びの悪い歯をきれいに並べる」だけのその場しのぎの矯正治療は行っていません。私たちが大切にしているのは、「なぜその歯並びになったのか」という根本原因(口呼吸や癖)にアプローチすることです。

そのために、当院ではORT(口腔リハビリテーション・Orthotropics)や、MFT(口腔筋機能療法)というアプローチを取り入れています。

具体的にどんなことをするの?

器具をただ装着するだけでなく、以下のようなお口のトレーニングを楽しく行います。

正しい呼吸(鼻呼吸)の獲得トレーニング正しい舌の位置(上顎のスポット)の意識づけ

正しい噛み合わせ、飲み込み(嚥下)の習得

お口の周りの筋肉(口唇閉鎖力)を鍛えるエクササイズ

これらを行うことで、顎が本来持っている大きさに正しく発育し、結果として「矯正器具で無理やり広げなくても、歯が自然にきれいに並ぶスペース」が作られます。

■ 歯並びだけでなく、子どもの「未来の健康」を守るために

お口の環境を整えて「質の高い睡眠(鼻呼吸)」を手に入れることは、子どもたちの心身の健やかな成長に直結します。

脳と体の発育を促す: 深い睡眠(ノンレム睡眠)がとれることで、成長ホルモンがしっかりと分泌されます。

学力や集中力の向上: 脳に十分な酸素が行き届くため、日中の眠気がなくなり、学校での集中力や学習意欲がアップします。

免疫力の向上・アレルギー予防: 鼻は優秀な「空気清浄機」です。鼻呼吸に変わることで、ウイルスや乾燥した空気が直接喉に入るのを防ぎ、風邪やアレルギーを引き起こしにくくなります。

歯科医院は「虫歯ができてから削る場所」だけではありません。私たちは、「子どもたちが本来持っている健やかに育つ力を、お口の中から引き出す場所」でありたいと考えています。

■ まとめ:箕面市で子供の歯並び・口呼吸のご相談はヨコヤマ歯科へ

「おねしょや寝相、いびきの相談を歯医者でするの?」と驚かれるかもしれませんが、お口と呼吸のプロである歯科医師・歯科衛生士だからこそ、見つけられる原因と解決策があります。

子どもの歯並び、そして夜の睡眠の様子に「あれ?」と思うサインがあれば、お子様の顎が成長段階にある「今」が最大のチャンスです。どうぞお気軽に、箕面市のヨコヤマ歯科へご相談ください。

お子さんの歯並び

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