歯科医療コラム

歯ぐきの中に潜む“見えない歯石”とは?縁下歯石と歯周病の深い関係

歯科ブログ

2026.05.25

こんにちは!

箕面市牧落オートバックス前のヨコヤマ歯科、歯科衛生士の徳田です🌷

毎日歯みがきを頑張っているのに、「歯ぐきから血が出る」「歯周病と言われた」「クリーニングしているのに改善しない」と感じたことはありませんか?

その原因のひとつに、**歯ぐきの中に隠れている“縁下歯石(えんかしせき)”**が関係している場合があります。
今回は、普段ご自身では見つけにくい縁下歯石について、特徴やリスク、治療方法までわかりやすく解説します!

縁下歯石とは?

歯石とは、歯の表面に付着したプラーク(歯垢)が唾液中の成分によって硬く固まったものです。

その中でも、歯ぐきより上にあるものを「縁上歯石」、**歯ぐきの中(歯周ポケット内)にできるものを「縁下歯石」**と呼びます。

縁下歯石は歯ぐきの奥深くに存在するため、鏡では確認できないことがほとんどです。

縁下歯石の特徴

① 黒っぽい色をしていることが多い

縁下歯石は、歯ぐきの中で血液成分と混ざることで、黒色〜茶褐色になることがあります。

② 表面がザラザラしている

一度歯石が付着すると、その表面にさらに細菌が集まりやすくなります。

③ 自分では取れない

歯石は歯ブラシでは除去できません。特に縁下歯石は奥にあるため、セルフケアだけでは対応が難しい状態です。

なぜ縁下歯石が問題なの?

縁下歯石があると、歯周病菌が歯ぐきの中で増殖しやすくなります。

すると、

・歯ぐきが腫れる
・歯みがき時に出血する
・口臭が気になる
・歯周ポケットが深くなる
・歯を支える骨が減る

といった症状につながります。

特に注意したいのは、初期の歯周病は痛みが少ないことです。
「痛くないから大丈夫」と思っている間に進行してしまうケースも少なくありません。

縁下歯石はどうやって見つける?

縁下歯石は目視だけでは判断が難しいため、歯科医院では次のような検査を行います。

歯周ポケット検査

歯ぐきの深さや出血の有無を確認します。

レントゲン検査

歯を支える骨の状態を確認します。

専用器具での確認

細い器具を使い、歯の根の表面に歯石が付いていないかをチェックします。

必要に応じて口腔内写真なども活用し、現在のお口の状態を確認します。

縁下歯石の治療方法

治療では、専用器具を使用して歯ぐきの中の歯石を除去していきます。

代表的な処置として、

・スケーリング

・歯の表面や浅い部分の歯石除去

・ルートプレーニング(SRP)

歯周ポケット内部や根面を滑沢化し、細菌が再付着しにくい状態に整える処置

があります。

状態によっては複数回に分けて丁寧に行うこともあります。

縁下歯石をためないために大切なこと

縁下歯石は、一度除去しても生活習慣や磨き残しによって再び形成される可能性があります。

予防のためには、

・毎日の丁寧な歯みがき
・歯間ブラシやフロスの活用
・定期的な歯科検診
・担当衛生士によるメンテナンス

が大切です。

症状がないうちから管理することが、将来歯を守ることにつながります。

まとめ

縁下歯石は、歯ぐきの中に隠れているため自分では気づきにくい存在です。
しかし、歯周病の進行に大きく関わる重要な原因のひとつでもあります。

「歯ぐきから血が出る」「最近クリーニングしていない」「口臭が気になる」という方は、早めのチェックがおすすめです。

ヨコヤマ歯科では、お口全体を確認しながら、一人ひとりに合わせた歯周病ケアと予防をご提案しています!
気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください🙋🏻‍♀️

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