歯科医療コラム

お口ぽかんや口呼吸だと何が悪いの?歯並びや顎(顔)の成長に与える影響を口腔機能支援士が解説します

歯科ブログ

2026.06.24

こんにちは。
大阪府箕面市牧落オートバックス前のヨコヤマ歯科の衛生士の政倉です🧸🦷

「気づくといつも口が開いている」

「寝ているときに口呼吸をしている」

「歯並びが悪くなってきた気がする」

このようなお悩みはありませんか?

近年、「お口ぽかん」と呼ばれる口が開いた状態のお子さまが増えていると言われています。一見するとただの癖のように思えますが、実は口呼吸は歯並びだけでなく、顔つきや顎の成長にも影響を与える可能性があります。

子どもの顔や顎は成長途中です。そのため、呼吸の仕方や舌の位置、口周りの筋肉の使い方によって、将来の顔貌や歯並びが大きく変わることがあります。

今回は、口呼吸が顔つきに与える影響について詳しく解説します。

口呼吸とは?

本来、人は鼻で呼吸する「鼻呼吸」が正常な状態です。

鼻呼吸には、

  • 空気中の細菌やウイルスを除去する
  • 空気を温める
  • 空気を加湿する

という重要な役割があります。

しかし、

  • アレルギー性鼻炎
  • 花粉症
  • アデノイド肥大
  • 扁桃肥大
  • お口周りの筋力不足

などによって鼻呼吸が難しくなると、口呼吸が習慣化してしまいます。

口呼吸で顔つきが変わる理由

舌の位置が下がるから

顔つきの変化に大きく関係しているのが「舌の位置」です。

正常な状態では、舌は上あごに軽く触れている状態が理想です。

舌は単なる筋肉ではなく、上あごの成長を支える重要な役割を担っています。

しかし口呼吸になると、空気の通り道を確保するために舌が下がります。

すると、

  • 上あごの成長不足
  • 顎の発育バランスの乱れ
  • 歯並びの悪化

が起こりやすくなります。

成長期のお子さまほど影響を受けやすいため注意が必要です。

口呼吸によって起こる顔つきの変化

顔が縦長になる

口が開いた状態が続くと、口周りや頬の筋肉が十分に使われません。

筋肉のバランスが崩れることで、顔が横方向に発達しにくくなり、縦長の顔つきになることがあります。

特に成長期では、この傾向が強く現れることがあります。

顎が小さく見える

舌が上あごを支えられなくなると、上あごの幅が狭くなります。

その結果、上下の顎の成長バランスが崩れ、顎が小さく後退して見えることがあります。

横顔のバランスにも影響するため、将来的な歯並びにも関係します。

口元が前に出やすくなる

口を閉じる力が弱くなると、前歯が前方へ傾きやすくなります。

その結果、

  • 出っ歯
  • 口ゴボ
  • 唇が閉じにくい

といった状態につながることがあります。

アデノイド顔貌になることも

長期間口呼吸が続くと、「アデノイド顔貌」と呼ばれる特徴的な顔つきになる場合があります。

特徴としては、

  • 口が常に開いている
  • 鼻の下が長い
  • 顎が小さい
  • 上の前歯が出ている
  • 顔が縦長

などが挙げられます。

全てのお子さまがそうなるわけではありませんが、早めの対策が大切です。

歯並びへの影響

出っ歯(上顎前突)

舌が正しい位置にないことで前歯を支えられず、前方へ傾きやすくなります。

ガタガタの歯並び(叢生)

上あごが十分に成長できず、永久歯が並ぶスペースが不足します。

その結果、歯が重なり合った歯並びになりやすくなります。

開咬(かいこう)

前歯が噛み合わない状態です。

食べ物を前歯で噛み切ることが難しくなります。

口呼吸による顔つき以外への影響

むし歯や歯肉炎になりやすい

口が乾燥すると唾液の自浄作用が低下します。

その結果、

  • むし歯
  • 歯肉炎
  • 口臭

のリスクが高まります。

集中力の低下につながることも

口呼吸のお子さまは睡眠の質が低下しやすいと言われています。

いびきや睡眠時の呼吸障害がある場合は、

  • 日中の眠気
  • 集中力低下
  • 疲れやすさ

につながることもあります。

こんなお子さまは要注意

次のような症状がある場合は口呼吸の可能性があります。

✅ いつも口が開いている

✅ 食べるのが遅い

✅ クチャクチャ音を立てて食べる

✅ よくいびきをかく

✅ 朝起きると口が乾いている

✅ 歯並びが気になる

✅ 鼻づまりが多い

複数当てはまる場合は、一度歯科医院で相談してみましょう。

ヨコヤマ歯科で行っている口腔機能チェック

ヨコヤマ歯科では、むし歯や歯並びだけを見るのではなく、お子さまのお口の機能にも注目しています。

当院で行っているチェック

  • お口ぽかんの確認
  • 舌の位置の評価
  • 飲み込み方の確認
  • 食べ方のチェック
  • 口腔機能発達不全症の評価
  • 口腔機能トレーニング
  • 小児矯正相談

歯並びは結果であり、その背景には呼吸や舌の使い方が隠れていることも少なくありません。

まとめ

口呼吸は単なる癖ではなく、顔つきや歯並び、顎の成長に大きく関わっています。

特に成長期のお子さまでは、

  • 顔が縦長になる
  • 顎の発育に影響する
  • 出っ歯やガタガタの歯並びになる
  • むし歯や歯肉炎のリスクが高まる

などの影響が現れる可能性があります。

「お口ぽかんが気になる」「歯並びが心配」「いびきがある」など気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。

ヨコヤマ歯科では、お子さまの将来の健康な成長を見据えたサポートを行っています。

お子さんの歯並び

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