シーラントって何??歯科医院で行うむし歯予防処置について 歯科衛生士が解説します。
2024.07.28
こんにちは。
大阪箕面市牧落オートバックス前にあるヨコヤマ歯科、歯科衛生士の横山です。
今回は、小児歯科で行っているシーラントとは何なのかについてお伝えしていきます。
シーラントとは
シーラントとは、むし歯になりやすい奥歯の噛み合う面の溝を埋めることでむし歯を防ぐ予防処置のことです。
小児歯科では、乳歯の奥歯と6歳前後になると永久歯の奥歯が生えてくるので、シーラントをおすすめされることが多いです。
同じく予防処置であるフッ素は、歯の表面に薬を塗って歯質を強化することを目的に行うのに対して、シーラントは磨きにくく深く複雑な奥歯の溝を埋めて汚れが溜まらないようにしてむし歯を予防します。
シーラントのやり方
1.歯を掃除する
汚れが残っているとシーラント剤がしっかりと接着できるかないため、あらかじめシーラントを行う部分の汚れをしっかりと落とします。
2.エッチング剤で表面を処理
エアーで歯を乾燥させ、シーラントを行う部分にエッチング剤を使用し表面の処理を行います。
エッチング剤によって表面を処理することで、エッチング剤がしっかりと歯を接着することができます。
3.シーラント剤を流し硬化させる
唾液が入らないように注意しながら、エアーで表面乾燥、シーラント剤を流し光照射で硬化させます。
気泡がないか、かみ合わせは問題ないかを最後に確認して終了になります。
6歳臼歯が生えた段階では、年齢的にもまだまだ自分で歯ブラシが上手にできません。
また、生えたばかりの永久歯は表面がやわらかいためむし歯のリスクが高いという特徴もあります。
乳歯が全て生え揃い、上手にお口を開けることができるようになった段階でシーラントをすることで、むし歯を防ぐことは重要です。
定期的に歯科医院でチェックしましょう
シーラントを行っても油断せず、毎日の歯ブラシはしっかりと行い定期的に歯科医院に通うようにしましょう。
シーラントは剥がれることがあるため、定期的にチェックし、剥がれていた部分には再度シーラントを行います。
定期検診では、正しい歯ブラシの方法を教わったり、むし歯や歯並び、かみ合わせのチェックも行ったりしていますので
定期的に歯科医院に通いむし歯を予防しましょう。
まとめ
シーラントは歯の溝を埋めて汚れが溜まらないようにするむし歯予防です。歯を削る必要もないので積極的に行うことをお勧めします。
ヨコヤマ歯科では沢山のお子さんが来院されます。
そして全てのお子さんのお口の状況は様々です。
当院では一人一人のお子さんに合わせた最適なお口の管理を提案いたします。
お困りの際は是非当院にご相談ください。