歯科医療コラム

デンタルフロスって使ってる?意外と知らないデンタルフロスの効果

歯科ブログ

2024.08.25

箕面市牧落オートバックス前、ヨコヤマ歯科の保育士の岡本です。

今回はフロスの大切さと意外と知らないフロスの効果についてお伝えします。

みなさんは、どんな歯のケアをしていますか。

歯ブラシ?電動歯ブラシ?

フロスというと、歯の隙間の食べカスなどを取るものと思われがちですが、本当の効果はそれだけではありません。

フロスのことを知ろう!

フロスを使っている方の中には、歯の隙間に食べカスが挟まるからという理由の方も多いのではないでしょうか。

歯の隙間が気になる方の場合、歯の間全体ではなく、気になる部分だけをフロスする方も少なくないと思います。

フロスってどんな道具?

デンタルフロスは、歯ブラシでは届きにくい歯と歯の間の汚れやプラーク(歯垢)を除去するために使用される道具です。

プラークが溜まるとどうなる?

・虫歯

・歯周病

・口臭の原因

そのため、食べカスや気になるところを取るのではなく、しっかり奥まで入れて適切な方法で除去することがポイントです!

歯ブラシだけでは磨き残しがある!

・隣接面

歯と歯が隣り合った面は、歯ブラシや歯間ブラシなどは通りにくく、しっかり磨くことはできません。

・歯肉溝

歯周ポケットとも呼ばれる歯と歯茎の間の溝は幅が狭いので歯ブラシは基本的に届きません。

フロスの効果

フロスを使用することには以下のような効果があります!

プラークの除去

フロスは、歯ブラシでは除去しきれない細かな隙間に入り込み、歯間のプラークを効果的に除去することが可能です。

歯肉炎の予防

歯肉炎とは歯肉の炎症のことで、適切なケアを怠ると、重度の歯周病に進行する原因になります。

歯を失う原因にもなる歯周病の予防につながるのがメリットです。

口臭の減少

口臭というのは、食べ物の臭いが残っている、加齢などに伴うだけでなく、一番の原因はプラークや細菌です。

フロスなんて歯の隙間が多い方がするものと思っていた方、自分は歯に食べカスは挟まることがあまりないから関係ないと思っていた方も、フロスを使うことで口臭が減少する可能性があります。

お子様にもフロスを活用したい

フロスのメリットはお子様にも同様です。

歯磨きも嫌がるお子様が多いので、最初は抵抗されるかもしれませんが、歯ブラシによる歯磨きに慣れてきたら、仕上げとしてフロスも活用しましょう。

お母さんやお父さんがフロスを使うことで、お子様の歯並びの問題に気付くなど、歯ブラシだけを使うより、お子様のお口の健康をより保ちたやすくなります。

まとめ

歯ブラシによるケアとフロスを毎日の歯磨き習慣に取り入れることで、口腔内の健康をより効果的に保つことができます。

フロスは食べカスを除去するだけでなく、歯と歯の隣接する面や歯と歯茎の間まで入り込み、プラークや細菌を除去することが可能です。

虫歯や歯周病の予防をはじめ、口臭の予防にもつながります。

大人はもちろん、歯が安定してきたお子様のケアにも取り入れましょう。

当院では、正しいフロスの使い方などもアドバイス、指導をしております。

また、気になる方はお気軽にご相談ください。

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