歯科医療コラム

お子さんに歯科治療で局所麻酔をした後の注意点

歯科ブログ

2024.04.24

こんにちは、箕面市牧落オートバックス前のヨコヤマ歯科です。

小児歯科でも状況に応じて大人と同じように局所麻酔を使用することはあります。
この麻酔薬自体はお子さまに対して大きな悪影響を及ぼすことはほとんどありません。

ただし、歯科治療が終わった後にトラブルが生じることもあるという点を知っておいてください。

今回は子供に歯科麻酔を施した後に注意すべきことをお伝えします。

一定時間、感覚の麻痺が続く

歯や歯肉に局所麻酔を施すと、周囲の歯肉や唇の感覚が麻痺します。

その麻痺は治療終了後もしばらく続きます。

麻酔の効果が切れるまでの時間というのも個人差があります。
治療後30から1時間ほど経過すれば徐々に元に戻ります。
治療内容によって麻酔の量は若干変わりますので
麻痺の持続時間はもう少し長く数時間になることもあります。

大人の方は麻痺をしていることでどのように注意すればいいのか理解できるのですが
子供は理解が難しいです。

お子さんの麻酔後は大人の方が様子を見守ってあげることが重要です。

誤って唇を咬む

歯科治療で麻酔をした後に起こりやすいトラブルの一つに誤って唇や頬を咬んでしまうことがあります

麻酔をした後に違和感が気になり、興味本位でほっぺたをすったり咬んだりする子はとても多いです。

場合によっては大きな傷になり、大量に出血したりしてしまうこともありますので注意が必要です。

もしそうなってしまった場合は出血量が多い場合はガーゼで圧迫して
それでもなかなかとまらないようでしたら、かかりつけの歯科医院を受診しましょう。

麻酔した部位を触らないように

局所麻酔により感覚が鈍るとお子さんはとても気になります。

そして患部を頻繁にさわってしまったりしがちです。
麻酔をした部位はできるだけさわらないようにしましょう。

また感覚が麻痺してることから、すぐに食事をするのもあまりよくありません。
火傷するような熱いものを飲んだり、食べたりすることは避けましょう。

念の為、お食事は麻酔が切れた後に召し上がるのがよいでしょう。

まとめ

以前のブログでも書きましたがお子さんの治療では
できる限り麻酔を使用せずに治療にトライはしますが
やむを得ずに麻酔が必要な事は多々あります。

基本的に僕は歯科においては精度の高い確実な治療に局所麻酔は不可欠と考えます
それは小児の歯科治療においても同じです。

年齢やそのお子さんのキャラクターによりケースバイケースですが
もし局所麻酔が必要になった場合は

歯科医院において治療中も細心の注意をはらい
また治療後にご家庭でもお子さんの様子をしっかりみまもっていてあげてください。

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