歯科医療コラム

お子さんの定期検診、どれくらいの頻度で通うの?

歯科ブログ

2024.04.17

こんにちは、箕面市牧落のヨコヤマ歯科の横山です。

すっかり暖かくなりましたね。
春になり花粉症の影響で鼻がつまり、その結果声がスカスカになってしまいました。
来院いただいた方はお聞き苦しい声でご迷惑をおかけしました。

歯医者の仕事は説明と治療がメインなので、声が出ないと本当に困るなと痛感しました。

さて今回は小児歯科のお話です。
むし歯や歯並びなどを予防するために
子供の定期的に検診を受診するのはとても効率的です。

そこで本日はお母さんからよくきかれる

お子さんの定期検診の間隔についてお伝えします。

今回は理想的なこどもの定期検診の間隔やその理由
そして定期検診でどのようなことを行うかもお話いたします。

子供の定期検診の間隔は3から4ヶ月に1回

子供の定期検診の間隔は3から4ヶ月に1回が理想的です。
なぜなら3から4ヶ月で歯石やバイオフィルム(除去しづらい歯垢の塊のようなもの)
が作り出されるからです。

一度歯石やバイオフィルムができてしまうと
通常のご家庭での歯ブラシでは除去できないため、歯科医院での除去が必要です。

また小児歯科で使用する高濃度のフッ素が効率的に作用する期間も
およそ3から4ヶ月です。

フッ素は歯の表面を強くして、むし歯になりにくい歯を作ります。

家庭での使用と合わせて、歯科医院での塗布することがおすすめです

小児歯科では予防が一番大切

小児歯科においては予防が大切です。

むし歯になったら痛くなったら歯科医院にいくのではなく
定期的に通院して
むし歯や生え変わりや歯並び
お口の機能の問題(飲み込み方、悪い癖の問題、お口ポカン)をチェックして
もらいそれに対する治療やアドバイスを行ってもらうことが大切です。

また乳歯は生えたばかりの永久歯は、歯がやわらかくむし歯のリスクがとても高いです。

大人と同じような生活をしてしまうとむし歯になってしまいます。
お子さんに合わせた予防の対策を知っておくことが必要です。

乳歯はむし歯になっても生え変わるので大丈夫
とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが
乳歯がむし歯になるとその後に生えてくる永久歯に影響を及ぼすのでしっかりと
管理していきましょう。

定期検診で行う事

お子さんの定期検診ではこのような事を行います。

・むし歯のチェック

高倍率ルーペなどでのむし歯のチェックに加えて
むし歯になりやすい歯と歯の間のむし歯はレントゲンを撮影し、チェックします。

・永久歯の生え変わりや歯並びのチェック

定期的な顎全体のレントゲン(パノラマレントゲン)を撮影し
生え変わりやそれに伴う歯並びの問題のチェックを行い、治療を行います。

・お口の機能の問題のチェック

現代のお子さんは顎(お顔)の成長が不足する事で歯並びの問題を起こす
子たちがとても多いです。
歯並びが悪いお子さんは5人に4人ともいわれています。

歯並びが悪くなれば治療するということも大切ですが
なぜ歯並びが悪くなったのかそこの根本的な原因があるので
そこに対してはやめにアプローチすることが何よりも大切です。
こういった考えを予防矯正ともよびます。

・歯ブラシや生活習慣の指導

お子さんのお口の大きさや歯並びにあった歯ブラシの選び方をお伝えしたり
磨き残しを染め出しして実際に歯ブラシを使いながら歯ブラシ指導を行います。
またむし歯は食生活の問題が一番のリスクです。
正しい食生活習慣に導くためのアドバイスも行います。

・クリーニング

歯の表面についた汚れや歯石を専用のスケーラーという機械で除去したり
PMTC(プロが行う歯のクリーニング)を行います。

・フッ素塗布

歯の表面を強くするフッ素をぬり、むし歯になりにくい強い歯を作ります。
歯科医院で使用するフッ素は市販のものよりも高濃度なので
定期的に使用することは効果があります。

・シーラント

奥歯のむし歯になりやすい溝などにシーラントという樹脂の薬を使用する事で
むし歯予防を行います。

まとめ

お子さんの定期検診は3から4ヶ月に一度は歯科医院に行き定期検診を受けることが理想です。

「痛くて怖い行きたくない歯医者さん」
から
「痛くならないように安心して通える楽しい歯医者さん」

と思ってもらえるように

ヨコヤマ歯科では
お子さんが楽しくお母さんが安心して通ってもらえるよう様々な
準備をしてお待ちしております。

お困りの方がいらっしゃいましたら是非当院にいらしてご相談ください。

Page top