歯科医療コラム

歯をぶつけて抜けちゃった!そんな時はどうしたらいい?対策を解説します。

歯科ブログ

2025.12.07

こんにちは、箕面市牧落オートバックス前のヨコヤマ歯科の歯科衛生士の中田です✏️🌿

日常生活の中で、転倒やスポーツの衝撃などによって「歯が抜けてしまった!」というトラブルは突然起こります。特にお子さまの場合は、外傷のご相談が非常に多い分野です。そんな緊急時に、保護者の方が「正しい応急対応」を知っているかどうかで、その後の治療の成否が大きく変わってきます。

今回は、歯が抜けたときに知っておきたい対処法を、わかりやすく解説します。

まず大事なのは「抜けた歯を捨てないこと」

歯が抜けた直後は焦ってしまいがちですが、まずは落ち着いて歯を探してください。

特に永久歯の場合、歯を元の位置に戻す「再植」ができる可能性があります。

この再植は、抜けてから 30分以内 の対応が理想です。

時間が経つほど成功率が低くなるため、スピードが非常に重要です。

抜けた歯の正しい扱い方

歯が汚れていても こすらずに、水道水で軽くサッと流すだけにしましょう。歯の根の部分(歯根膜)には、再び骨にくっつくための大事な細胞が付いています。

ここを傷つけると再植が難しくなります。

洗った後は、以下のいずれかで保存します

  • 牛乳(最適)
  • 生理食塩水
  • 水道水(ない場合の代替)
  • 口の中(頬の内側)
    ※小さいお子さまは誤飲の危険があるため注意。

できるだけ早く歯科医院へ

歯を持って30分以内に来院できると、再植の成功率が高まります。時間が経つと歯根膜の細胞が壊れてしまい、再植が難しくなることもあります。

抜けたのが乳歯だったら?

乳歯が抜けてしまった場合、基本的には元に戻しません。無理に戻すと、あとから生えてくる永久歯に悪影響を与える恐れがあるためです。ただし、歯茎の傷や周囲の歯への影響が心配なので、必ず歯科で診てもらいましょう。

治療後も注意が必要です

歯の再植が成功しても、しばらくは歯を安定させるために固定が必要です。また、神経の治療(根管治療)や、定期的な経過観察も行います。「痛くないから大丈夫」ではなく、歯科医の判断に従ってしっかりとケアを続けましょう。

まとめ|いざという時の備えと対応を

歯が抜けてしまうような事故は、いつ誰にでも起こり得ます。いざという時のために、正しい応急処置の知識を持っておくことが、歯を救う第一歩です。

ヨコヤマ歯科では、歯のケガや外傷にも迅速に対応できる体制を整えています。

「歯をぶつけてしまった」「抜けてしまったかも…」といった場合は、できるだけ早くご連絡ください!

 

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