歯医者で伝える 理想の歯磨き習慣とは?タイミングと方法で差がつく🦷✨

2025.08.16
こんにちは。箕面市牧落オートバックス前、ヨコヤマ歯科の保育士の岡本です🍀
みなさんは、1日にどのくらいの頻度で、どのように歯磨きをされていますか?
朝起きてすぐ、食後、寝る前…じつはこのタイミングと1回あたりの歯磨きの時間が、虫歯や歯周病の予防に大きな差を生みます。
目次
理想のタイミング:1日3~5回の歯磨きがベスト
まず大切なのは、「起床後・食後(朝・昼・夜)・就寝前」という、1日最大5回の歯磨きです。特に起床後は、睡眠によって唾液の分泌が減少し、口の中の細菌が約30倍に増えることも。寝起きのネバつきや口臭はそのサインですので、起きたらすぐの歯磨きや水でのうがいがおすすめです。
もちろん、毎回5回もできないという方も多いはず。ですが、「朝起きたとき」「寝る前」「食後」の3回は、習慣づけていただきたいタイミングです。
1回の歯磨きは3分以上、1日に1回は10分以上しっかりと
歯磨きの時間にも注目しましょう。1回あたり3分以上が理想です。これは、歯が28本(親知らずを含めると32本)あることを考えると、1本あたり10~20回の細かい動きが必要で、全体で3分以上かかるためです。
さらに、1日に1回、10分以上かけて丁寧に磨くことができれば、プラーク(歯垢)をしっかり除去でき、虫歯や歯周病リスクを大きく軽減できます。
正しい方法を押さえることが、時間を短縮するカギ
ただ長時間磨くだけでは意味がありません。大切なのは「汚れを落とせているか」ということ。
・歯ブラシは濡らさず使用:泡立ちで磨いた気になりやすく、有効成分が薄まるリスクも。
・デンタルフロスや歯間ブラシも併用して歯と歯の間のプラークもしっかり除去。
フッ素の効果を活かすための工夫
歯磨き後のフッ素は、吐き出したあと少量の水ですすぐだけにするのがポイントです。多くすすぎすぎると成分が流れてしまい、効果が半減することに…。
そして、30分は飲食を控えること。フッ素が口内に留まることで、時間をかけてじんわり働いてくれるのです。
まとめ
これらのポイントをおさえてお口の健康は自分自身で守りましょう!
毎日のセルフケアで口腔環境を整えることは、むし歯や歯周病予防の大切な第1歩です。
しかし、セルフケアだけでは磨き残しや小さな異変に気付きにくいので、ぜひ一度ヨコヤマ歯科へお越しください😊