夏場こそ注意!虫歯を予防するためのポイントを歯科衛生士が徹底解説します

2025.06.30
こんにちは、箕面市牧落オートバックス前のヨコヤマ歯科の歯科衛生士の中田です!
暑い夏は、冷たい飲み物や甘いアイスを口にする機会が増える季節。実はこの「夏こそ虫歯になりやすい」ってご存じですか?
今回は、夏場に虫歯が増える原因と、効果的な予防法についてご紹介します。
目次
なぜ夏に虫歯が増えるの?
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冷たい甘い飲み物の摂取が増える
炭酸飲料やスポーツドリンク、ジュースなどには大量の糖分が含まれています。しかも、こまめにチビチビ飲むと、お口の中が長時間“虫歯ができやすい酸性状態”になってしまいます。
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水分補給の仕方
暑さで脱水を防ぐためにスポーツドリンクを飲む方も多いですが、糖分を含まない水やお茶に切り替えることで虫歯リスクを下げられます。
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だらだら食べがちになる
夏休みで生活リズムが崩れると、間食が増えたり、食後に歯磨きを忘れがちになったり。これも虫歯の大きな原因です。
夏の虫歯予防のコツ
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飲み物は水かお茶を基本に!
甘い飲み物は“特別なときだけ”にして、普段の水分補給は無糖のものを選びましょう。
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間食の回数とタイミングに注意
「だらだら食べ」ではなく、「時間を決めて食べる」習慣が大切。食後はなるべく早く歯を磨くようにしましょう。
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就寝前のケアをしっかりと
寝ている間は唾液の分泌が減って虫歯菌が活発になります。寝る前の歯磨きはとても重要です!
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フッ素入り歯みがきを使う
フッ素は虫歯予防の強い味方。特にお子さまは、定期的なフッ素塗布もおすすめです。
虫歯になりにくい!間食におすすめの食品とは?
小腹が空いたときや気分転換に、ついつい間食をしてしまうことはありませんか?
しかし、選ぶおやつによっては虫歯のリスクを高めてしまうことも…。
次に、歯にやさしい間食の選び方と、虫歯予防のためにおすすめな食品をご紹介します。
間食=虫歯になりやすい、ではない!
「おやつ=悪」と思われがちですが、実は内容と摂り方次第で、虫歯のリスクを大きく減らすことができます。
歯にやさしい間食おすすめ5選
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チーズ
カルシウムが豊富で、口の中を中性に保つ働きもあります。
虫歯を防ぎながら満足感もある優秀なおやつです。
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ナッツ類(素焼き・無塩)
アーモンドやくるみなどのナッツは、糖分が少なく噛みごたえも◎。
ただし、小さなお子さんには誤嚥に注意が必要です。
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おにぎり(小さめ)
甘いおやつの代わりに、小さな塩むすびを。腹持ちもよく、血糖値の急上昇を防げます。
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するめ・煮干し
しっかり噛むことで唾液の分泌が促進され、虫歯や歯周病の予防にも。
味付けが濃いものは避けましょう。
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ヨーグルト(無糖)
善玉菌が腸にもお口にもやさしい!
糖分無添加のものを選び、フルーツやきなこを加えるのもおすすめです。
NGなおやつに要注意!
一方、虫歯リスクが高いのは以下のような食品です。
- アメやキャラメルなどの「長く口に残るもの」
- ジュースやスポーツドリンクなどの「糖分を含む飲み物」
まとめ
夏場は気づかないうちに“虫歯になりやすい生活”になってしまいがち。
生活習慣を意識するだけでも、虫歯のリスクを大きく減らすことができます。
間食は、正しく選べば“虫歯の原因”にはなりません。
お口にやさしい食品を取り入れながら、食べる時間や回数にも注意し、食後の歯磨きやうがいを忘れずに!
ご自身やお子さんに合った“歯にやさしい間食”を一緒に探していきましょう🍙🦷
定期的な検診で、夏の間も健康なお口をキープしましょう!