歯科医療コラム

福岡までインプラントセミナーに参加してきました

医院ブログ

2023.07.02

こんにちは!
箕面市牧落で開院予定のヨコヤマ歯科の横山亮太です

先日、インプラントの勉強会を受講しに福岡まで行ってきました。
テーマは

megagen社主催
「腫れない、痛くない、早い!
エクストラワイドショートインプラントによるサイナスアプローチを学ぼう」
という内容でした。

一般的にインプラントは歯を抜歯した後の骨に埋め込むという術式です。
ただし、状態の悪い歯を抜いた時や患者さんの骨の形的に患者さん自身の
骨が少ないケースというのが多々あります。

そういった場合は人工の骨を補助的に使い、インプラント処置を行います。
また上顎の奥歯では上顎洞という鼻の空洞の影響でサイナスリフトという方法を補助的に用いてインプラントをすることもあります。

以下が実際の上顎奥歯の骨が少ない時の術式です

  この茶色の部分が上顎洞(副鼻腔)という空洞です

  上顎洞の横からアプローチしています

  そして人工の骨を入れます

  十分な骨を入れた後、インプラントを埋め込みます

これが代表的なやり方です。
人工の骨を入れて十分な長さのインプラントを埋めることができます。
この方法を行うことで多くのケースでインプラントが対応可能になります。

ただしこの方法は

○痛みが出やすい
○腫れやすい
○人工の骨を用いるので感染リスクがある
○治療期間が長い

というデメリットもあります。

今回受講したインプラントの方法は
人工の骨を入れずに従来の
「長い」インプラントから「太い」インプラントを用いることで
上顎洞という空間に対して最低限のダメージで処置を終えるものでした。

今まで聞いたことのない革新的な考え方でした。
もちろん全てのケースで適応できるわけではありませんし
従来法と比較してもメリットデメリットはそれぞれあります。

歯科治療もデジタル化、AIの進歩などにより
日々すごいスピードで進化しています。
その中でも本当に価値のある物(治療)のみを自分で吟味して
日々の臨床に取り入れていきたいです。

僕は歯科医になってから三年程福岡で働いていたので
久々の福岡はとても懐かしかったです。
ともに参加した勤務先の同僚と博多、中洲、天神を
ひたすら喋りながら散歩したのも楽しかったです。

またセミナー終わりに懇親会でお会いした先生方もみなさんとても
優しく、初対面の僕の開業相談にとても親身にのってくださりました。
そういった出会いもセミナーの醍醐味ですね。

 

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