歯科医療コラム

親知らずを抜歯する前に知っておきたいポイントを歯科医院が徹底解説!

歯科ブログ

2024.07.21

こんにちは!

箕面市牧落オートバックス前、ヨコヤマ歯科の保育士の岡本です。

 

今回は、親知らずを抜く前に知っておくことで役に立つ知識についてお話ししたいと思います。

これを知っておくことで、親知らずの抜歯のリスクを減らすことができたり
最終的には抜歯せざるを得ない親知らずを放置してことで起こるデメリットを回避することができたりします。

親知らずを抜くタイミングはいつが良いのか?

基本的には年齢や親知らずの生え方、虫歯や歯周病の有無、抜歯におけるリスクを総合的に判断し
その上で痛みがない時期に抜歯を行います。

親知らずを抜くタイミングは、以下の点に考慮して決定します。

親知らずの状態

・虫歯や歯周病が進み、膿が周りの歯におよんでいないか

・歯を支える骨が壊れてしまっていないか

・横向きで隣の歯に影響がないか

・炎症を何度も繰り返していないか

患者様さまの全身状態

全身状態が悪いと術後の治りが悪くなったりするので、その場合はタイミングを改めたり、医科の先生へ確認した上で処置を行うこともあります。

患者さまの希望

一般的には20代前半ぐらいまでに抜くことが多いです。

抜歯前のポイント!

歯を抜く前に大切な注意事項があります。

血液サラサラのお薬は飲んでいない

・血液をサラサラにするお薬を服用している方は血が止まりにくくなりますので、事前にお伝えください。

また、薬の服用を止めてしまうのは危険ですので、自己判断でお薬を飲むことをやめないでください。

炎症はない?

・「親知らずが痛いので今日抜いてくだい」という方がいらっしゃいます。

実は、炎症が起きているときに抜歯を行うと麻酔が効きにくかったり、抜いた後に痛みや出血が多くなったりするのです。

抗生剤を服用し炎症を抑えてから抜歯することをおすすめします!

体調不良や二日酔いではない?

・抜歯は外科手術となります。歯ごときと思う方もいると思いますが、身体に大きな負担がかかります。

前日はしっかりと睡眠をとって、体調を万全にしてから挑みましょう!

予約日時を考えよう!

・抜歯後に痛みが強く出たり、出血が続いたりした時に連絡できるように予約を取ることをおすすめします。

できれば、休診日の前日を避けたり、午前中の予約にしたりすると良いでしょう!

高齢になるとリスクが増える理由

歯の周りに存在する歯根膜という組織は、年齢の増加に伴って徐々に萎縮し、最終的には骨と歯がくっついてしまう場合があります。

そうなると、抜歯に時間がかかったり、抜歯の際の侵襲が大きくなったりするなどデメリットが増えます。

また、高齢になってくると誰しもがいくつかの全身的な疾患が増えてくるので、投薬や抜歯自体に制限がかかることもあります。

飲んでいる薬によっては抜歯後、抜いた周りの骨が感染するリスクが増加します。

骨粗鬆症薬について

・女性は特に閉経後、骨粗しょう症になりやすくなります。骨粗しょう症薬は骨を強くする素晴らしい薬であるのですが、中には口の中の骨に副作用をもたらす薬が存在するので注意が必要です。

服用されたことのある方は、必ずご相談ください。

さいごに

ご自身では、親知らずの有無、その生え方などの状態を確認することが難しく、歯ブラシも当てにくいことから汚れが溜まりやすい歯です。

一度、歯科医院でのチェックをすることをおすすめします!

適切な処置を受けることで、お口の中をより健康に保つことができます。

歯のことお口のことで、少しでも気になることがございましたら
どうぞお気軽にヨコヤマ歯科にぜひ一度ご連絡、ご相談ください🌟

 

 

 

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