歯科医療コラム

放置しておくと怖いことになるかも。。親知らずについて解説します!

歯科ブログ

2024.06.16

こんにちは!

箕面市牧落オートバックス前、ヨコヤマ歯科の保育士の岡本です。

本日は親知らずについてお話しいたします

 

現代の人たちは骨格の変化により、親知らずはまっすぐ生えてこないケースが増えてきているみたいです。

親知らずがまっすぐ生えてこないと、お口の中でいろいろな悪影響を及ぼします。

例えば、歯茎を腫らせたり、強い痛みを生じることもあります。

また、逆に親知らずが生えてこない人もいます。

ここでは、親知らずの特徴、親知らずが生える人と生えない人がいる理由や、親知らずの治療の必要性の有無について解説していきたいと思います。

 

 


親知らずとは?

親知らずは、正式には第三大臼歯といい、口の中で最も奥の方に生える歯です。

親知らずは生えてくるのに個人差がありますが1820歳頃と遅いため「親が知らないうちに生えてくる」という意味で「親知らず」と呼ばれるようになったそうです。

勘違いされている方が多いのですが、「親知らず」は不要な歯ではありません。絶対に必要というわけでもありませんが、正しく噛み合わせができていれば、あってもよい歯なのです。

では、どのような基準で親知らずを残すのか、抜いたほうがいい場合の基準はどこなのでしょうか。

親知らずを抜いた方がよい場合

・親知らずが埋まっている

・傾いて生えている

・虫歯や周囲の歯茎が腫れる

・頬を傷つける

親知らずを残した方がよい場合

・正しい向きで正常な状態で生えている

・正しく噛み合わせができている

・ブラッシング等のケアをしっかりできている


抜歯後の痛みは?

抜歯後には痛みが出ない、または出にくいことは十分あります。ただ、大きく腫れて強い痛みが出たとしても1週間前後で治る事が多いのでそんなに心配はありません。

痛みが出やすいパターン

・抜くときに骨に負担がかかった場合

・炎症がきつい歯を抜いた場合

・大きくて根っこがしっかりしてる歯を抜いた場合

・ドライソケットになってしまった場合


抜歯後の注意点は?

・過度にうがいしない

 過度にうがいをすると、抜歯後創部(手術でできた創(きず)の部分)にできた血餅(血の塊で出来た止血ための蓋)が剥がれ、出血が持続することになります。出血する場合は、まずガーゼを追加で30分強く咬みましょう。血餅が流され、抜歯箇所の骨がむき出しになると、「ドライソケット」と呼ばれる症状が起こり、激しい痛みが起こることがあります。

・長時間の運動・入浴・飲酒を控える

血液の循環がよくなる動作は血が止まりにくくなり、 かさぶたができにくくなります。

・抜歯箇所を舌で触らない

 舌で傷口を開いてしまい、細菌感染でドライソケットを引き起こすこともあります。

・処方された薬は用法用量を守る

 歯を抜いた時に当院では痛み止めの薬、 感染予防の抗生物質を処方しています。 痛み止めは痛みがあった時だけで大丈夫です。 もしも足りなくなったらご連絡ください。 痛みがなくても、抗生物質は全て飲みきるようにして下さい。

 痛みがないからといって、途中で抗生物質を飲むのを止めてしまう人が少なくありません。 しかし、抗生物質をこういった中途半端な使い方で服用することは、 細菌を訓練で鍛えているようなものであり、非常に危険であることを知る必要があります。


さいごに

当院では親知らずを抜歯希望される場合はスムーズに抜歯を行うためにまずCTを撮影させていただきます。
CTで歯や骨の形態をしっかり診断し、どのようなリスクがあるかどのように抜歯を進めればスムーズに行えるかを判断いたします。
難しい生え方の親知らずでも当院で抜歯できることが多いですので、一度ご相談ください。

ちなみに私もヨコヤマ歯科に入職して親知らず抜きました。
綺麗に生えていても親知らずまでしっかり磨くのは至難の業です。
術後の痛みもほとんどなく、抜歯してよかったなと感じています。

歯のこと、お口のことで、少しでも気になることがございましたら
どうぞお気軽にヨコヤマ歯科にぜひ一度ご連絡、ご相談ください
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