子どもが前歯をぶつけて乳歯がグラグラしてる。。こんな時どうしよう!!対処法を徹底解説します。

2025.03.23
こんにちは!大阪府箕面市牧落オートバックス前のヨコヤマ歯科の衛生士の横山です。
元気に走り回る子どもたち。
転んだ拍子に「前歯をぶつけて乳歯がグラグラしてる!」と慌てて来院される親御さんは少なくありません。
特に3〜6歳ごろの乳歯列期は、歯のケガが多い時期です。
今回は、乳歯がグラグラする原因、揺れの程度による分類、正しい対処法
そして予後について、歯科医の視点から詳しく解説します。
乳歯がグラグラする原因は?
子どもが前歯を強くぶつけた場合、歯が脱臼しかかっていたり、歯根膜という歯を支える組織がダメージを受けていたりすることがあります。その結果、歯がグラグラと動揺します。
場合によっては、歯の根元に内出血が起きて、歯茎が紫っぽく腫れることもあります。
揺れの程度による分類と診断
歯の揺れ(動揺)の程度は、以下のように分類されます。
• 軽度の動揺(Grade 1):横方向にわずかに動く程度。日常生活にほとんど支障はありません。
• 中等度の動揺(Grade 2):横方向に明らかに動く。食事や歯磨きで痛みを訴えることがあります。
• 重度の動揺(Grade 3):横方向だけでなく縦方向にも動く。完全に脱臼している可能性があり、早急な処置が必要です。
揺れが重度の場合、周囲の骨や神経に影響を及ぼしている可能性もあります。
自己判断はせず、必ず歯科医院で診察を受けてください。
応急処置と対処法
子どもが歯をぶつけた直後に親ができる応急処置は以下の通りです
1. 落ち着かせる
血が出ていたり痛みがあると、子どもはパニックになりがちです。まずは優しく声をかけて安心させましょう。
2. 口の中を確認する
血がにじんでいたり、歯が傾いている場合は無理に触らず、そのままの状態で受診してください。
3. 冷やす
頬の外側から保冷剤や冷たいタオルで冷やすと、腫れや痛みを抑えることができます。
4. 歯が抜けた場合は牛乳に浸けて保存
乳歯であっても、歯が完全に抜けた場合は乾燥させず、牛乳や保存液に入れて早急に持参してください(※ただし、乳歯は再植しないケースが多いです)。
歯科医院での対応と予後
歯科では、レントゲン撮影や視診で揺れの程度や歯根、周囲の骨の状態を確認します。軽度〜中等度の動揺であれば、経過観察のみで自然に回復することもありますが、動揺が強い場合は歯を固定する「歯牙固定(スプリント)」という処置を行うことがあります。
また、打撲によって歯の神経がダメージを受けた場合、しばらくして歯が変色したり、根の先に膿が溜まったりすることもあります。
外傷後は最低でも数ヶ月間は経過観察が必要です。
放置するとどうなる?
「乳歯はどうせ抜けるから」と放置してしまうと、永久歯の萌出に悪影響を与える可能性があります。
乳歯が早く抜けてしまうと、隣の歯が倒れてスペースをふさぎ、永久歯が正しく生えてこなくなるリスクも。
また、ぶつけた衝撃が、歯の下にある永久歯の芽にまで及ぶこともあり、変色歯や形の異常が見られることもあるため、注意が必要です。
まとめ
少しでもグラグラしたら歯科医院へ!
子どもの歯のケガは、見た目以上に深刻な場合もあります。
特に「乳歯がグラグラしている」場合は、将来の歯並びや永久歯の健康にも関わってくるため、早めの受診が大切です。
当院では、子どもの歯の外傷に対して適切な診察と経過観察を行っています。
転んだ、ぶつけた、グラグラするなど、少しでも心配な症状があれば、どうぞヨコヤマ歯科へお気軽にご相談ください。