歯科医療コラム

メタボリックシンドローム(内蔵脂肪)と歯科医療のつながり

歯科ブログ

2022.11.14

本日はメタボリックシンドロームと歯科の関係についてです
近年、歯科は予防中心という考えが一般的になってきました。
また最近では全身の健康と歯科の関係についても広く知られるようになってきています。

メタボリックシンドロームとは

メタボリックシンドロームとは内臓の周りに脂肪が過剰に蓄積し
高血圧や高血糖、脂質代謝異常が組み合わさることで
心臓病や脳卒中を引き起こす状態のことをいいます

メタボリックドミノとは

メタボリックドミノという言葉を聞いたことはありますか?
メタボリックドミノとは様々な病気は突然起こるものではなく
生活習慣の乱れからドミノのように発症していくという考え方です

そしてこのメタボリックドミノの最初のドミノが
虫歯や歯周病などの歯の問題なのです。

虫歯や歯周病は生活習慣病です

基本的に歯科の虫歯や歯周病は細菌の感染症です。
しかし違った側面からみると

虫歯や歯周病は生活習慣病ともいえます。

虫歯や歯周病は

  • 食生活の乱れ(偏食、だらだら食べ)
  • 歯磨きの習慣(歯ブラシ、フロス、歯間ブラシ)
  • 自己管理の不足(定期検診に行かない、早期治療をしない)

などの自己管理の問題により発症するものです。

小さな虫歯が全身の大きな病気の引き金になる

最初は小さな一本の歯の問題でも
やがて周りの歯も巻き込んだ問題に発展していきます
そして歯の痛みや腫れのせいで食事などに支障が出てくると
今度は全身の問題へとどんどん発展していってしまうのです。

さいごに

まずは最初のドミノを倒さないことが大切です。

そのためには正しい知識をつけてご自身の健康の為にしっかりと歯のケア、管理をしましょう

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