「舌の汚れ=口臭の原因?正しい舌ブラシの使い方と毎日のケア方法を歯科衛生士が解説します。

2025.05.25
皆さんこんにちは☀️🌈
箕面市牧落オートバックス前のヨコヤマ歯科、歯科衛生士の徳田です。
皆さんは舌のケアはしていますか?
歯磨きはしてるけど、舌までは気にしてなかった。そんな方がほとんどではないでしょうか?
そこで本日は舌のケアについてお話しします。
舌の汚れは口臭の原因になります、明日からの歯磨きにプラスしてみてください。
舌苔とは?
舌苔とは、舌の表面に付着する白や黄白色の汚れのことを指します。
これは、食べかす、細菌、剥がれた上皮細胞などが混ざり合って形成されます。
特に舌の中央から奥にかけて付着しやすく、口臭の主な原因の一つとされています 。
舌苔がもたらす影響
舌苔が蓄積すると、以下のような問題が生じる可能性があります:
- 口臭の発生:舌苔に含まれる細菌が揮発性硫黄化合物を生成し、不快な口臭を引き起こします 。
- 味覚の低下:舌苔が味蕾を覆うことで、味を感じにくくなることがあります。
- 感染症のリスク増加:舌苔に存在する細菌が体内に侵入し、誤嚥性肺炎などの感染症を引き起こすリスクが高まります 。
舌ブラシの正しい使い方
舌のケアには、専用の舌ブラシを使用することが推奨されます。以下の手順で行いましょう:
- 準備:鏡の前で舌を前に突き出し、舌苔の状態を確認します。
- ブラシの選択:舌専用のブラシを使用し、歯ブラシは避けましょう。舌専用ブラシは、舌の粘膜を傷つけにくい設計になっています 。
- ブラッシング:舌の奥から手前に向かって、優しく一方向にブラシを動かします。強くこすらず、3~4回程度が目安です 。
- 洗浄:ブラシについた汚れを水で洗い流し、口をゆすぎます。
- 頻度:1日1回、朝の歯磨き時に行うのが効果的です 。
舌ケアのポイントと注意点
- 優しく行う:舌はデリケートな組織のため、力を入れすぎないよう注意が必要です。
- 嘔吐反射に注意:舌の奥を刺激しすぎると嘔吐反射を引き起こすことがあります。無理のない範囲で行いましょう 。
- 過度な清掃は避ける:過剰な舌磨きは、舌の粘膜を傷つける原因となります。1日1回を目安にしましょう 。
- 体調不良時は控える:口内炎や舌に傷がある場合は、舌磨きを控え、治癒を待ちましょう。
まとめ
舌のケアは、口臭予防や全身の健康維持にとって重要な習慣です。正しい方法で舌磨きを行い、清潔な口腔環境を保ちましょう。舌苔が気になる場合や、ケア方法に不安がある場合は、歯科医師や歯科衛生士に相談することをおすすめします。