あなたのお子さんはの歯の生え変わる順番は大丈夫?生え変わる順番とその時期に気をつけることを解説します。

2025.04.28
こんにちは!
箕面市牧落オートバックス前のヨコヤマ歯科、歯科衛生士の横山です。
「子どもの歯がグラグラしてきたけど、これは正常?」「永久歯がなかなか生えてこない…」など、歯の生え変わりに関する不安や疑問は多くの保護者の方が抱えるものです。
今回は、歯の生え変わる順番と時期、その時に注意したいポイントについて、歯科医の視点から分かりやすくご紹介します。
目次
歯の生え変わりはいつから始まる?
一般的に、6歳前後から乳歯から永久歯への生え変わりが始まります。まず、**下の前歯(中切歯)と第一大臼歯(6歳臼歯)**が生えてきます。
個人差はありますが、12歳頃までにすべての乳歯が永久歯へと置き換わります。ただし、まれに13歳を過ぎても乳歯が残っていることもあるため、心配な場合は歯科でのチェックがおすすめです。
歯の生え変わる順番(永久の萌出順)
おおよその生え変わりの順番は以下の通りです:
永久歯 | 生え始める年齢の目安 |
下の前歯(中切歯) | 6〜7歳 |
上の前歯(中切歯) | 6〜7歳 |
上下の側切歯 | 7〜8歳 |
第一小臼歯(乳臼歯の後継) | 9〜11歳 |
第二小臼歯 | 10〜12歳 |
犬歯(糸切り歯) | 10〜12歳 |
第二大臼歯 | 11〜13歳 |
第三大臼歯(親知らず) | 17歳以降 |
※個人差があるため、多少の前後は問題ありません。
生え変わり時期に気をつけるポイント
グラグラしても自然に抜けるのを待ちましょう
無理に抜いたり、ぐらぐらの乳歯を指でいじりすぎると、周囲の歯肉を傷つけたり、永久歯の生える方向に影響を与えることがあります。
6歳臼歯に注意!
6歳頃に生えてくる第一大臼歯は、乳歯の奥に“初めて”生える永久歯で、非常に重要な歯です。乳歯の後ろに出てくるため、生えてきたことに気づきにくく、むし歯になりやすいので、特に注意が必要です。
歯並びに異変があれば早めの受診を
・乳歯が抜けたのに永久歯が生えてこない
・永久歯が変な位置に生えてきた
・乳歯と永久歯が同時に生えている(二枚歯)
このような場合は、自然に治ることもありますが、受診してレントゲン撮影などで確認するのが安心です。
歯の萌出の左右差はよくあること
左右でタイミングがずれていると心配になるかもしれませんが、数ヶ月のズレであれば正常範囲です。ただし、半年以上差がある場合は一度歯科での確認をおすすめします。
保護者ができるサポート
・仕上げ磨きを続ける
・グラグラの歯を無理に抜かない
・定期的に歯科検診を受ける
・甘いものの摂取時間と頻度をコントロールする
・フッ素塗布やシーラントなど予防処置を取り入れる
子ども自身では管理が難しいこの時期こそ、保護者のサポートが大切です。
まとめ
歯の生え変わりは、子どもの成長においてとても大切なステップです。
順番や時期にはある程度の個人差があるため、「少し早い・遅い」で慌てる必要はありませんが、気になることがあれば、早めに歯科医院にご相談ください。
ヨコヤマ歯科では正しい知識とお子さんそれぞれに合わせたサポートをいたします。お困りの方は当院にご相談ください。